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抱朴子のミニロゴ

 8 雄黄 【ユウオウ:赤色硫化砒素の鉱物。鶏冠石】
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雄黄は武都山(甘粛省)のものを得るべきである。純粋にして混じりけがなく、ニワトリのトサカのように赤く、光輝くものを用いるべきである。赤い光が無いものは仙薬には不適当だが、病気を治すくらいなら可能であろう。

蒸して酒とともに食べるか、あるいは、硝石を使って水にして(液体化)飲むか、動物の腸に入れて赤土に埋めるか、松脂(マツヤニ)と和えるか、この三種類の方法で作ったものを合わせて練り、氷のように白くする。これを飲めば長生きでき、百病を除き、傷痕を消して、白髪が黒くなる。千日続ければ、玉女が現れ、仕えるようになる。この女に厨房の仕事をさせると良い。

ただし、この玉女は必ず黄玉を持っている。大きさは黍(キビ)くらいで、鼻の上にあれば、本物の玉女である。この印が無い者は、鬼が人を試しているので、注意すべきだ。

抱朴子 内篇 巻之十一「仙薬」より