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中品【チュウホン】 > 鉱物(14種)

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名前 読み 解説
雄黄 ユウオウ イオウと砒素(ヒソ)の化合物。すなわち硫化砒素の一種。寒熱による瘰癧(るいれき:首のリンパ腺の腫れ物)を良くし、悪化したキズや痔、サメ肌にも良い。悪鬼邪気を払い、毒出しにもなる。 味苦・平・寒
雌黄 シオウ 鶏冠石。しばしば雄黄とともに硫化鉱床の中に産する。悪化したキズや禿げ、カサブタに良く、毒虫などの痒みをとる。 味辛・平
石流黄 セキリュウオウ イオウのこと。婦人病や痔に良く、筋骨を強くする。 味酸・温
水銀 スイギン 腫瘍やカサブタ、頸部の腫れ物によく、虱をとる。熱をとり、金銀銅錫の毒を中和する。 味辛・寒
石膏 セッコウ 中風に良く、邪気を払い、精神を落ち着かせる。また、口中の乾きや腹部のしこり痛を良くする。 味辛・微寒
慈石 ジセキ 磁石のこと。しびれやリウマチ関節痛に良く、熱をとる。 味辛・寒
凝水石 ギョウスイセキ 寒水石のこと。熱や消化不良に良く、肌のほてりやイライラを良くする。 味辛・寒
陽起石 ヨウキセキ 婦人病や生殖器の病に良い。 味咸・微温
孔公薛 コウコウセツ 牛や羊の角ような形をし、中に穴があいている。通石とも言う。消化不良を良くし、邪気を払う。かさぶたや腫れ物、痔を良くする。
※「薛」字は本来下に子の字あり。
味辛・温
殷薛 インセツ 又の名を姜石、鍾乳石の一種。ただれや血の滞りを良くし、寒熱をとる。 味辛・温
鉄精落 テツセイラク 目を良くし、熱をとり、キズや腫れ物、できものを良くし、皮膚を強くする。 味辛・平
理石 リセキ 石膏の中で、糸のような文様があるもの。胃や目、消化不良を良くし、イライラしなくなる。 味辛・寒
長石 チョウセキ 利尿作用があり、脈を良くする。四肢の寒をとり、目にも良い。 味辛・寒
膚青 フセイ 石の一種。色は青い。毒虫や蛇、または肉類の毒をとり、かさぶたを良くする。 味辛・平

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